岸田首相、自民秘書会で裏金問題巡り陳謝 平身低頭で「結束」呼びかけ

AI要約

岸田文雄首相は自民党衆院議員秘書会総会で裏金問題について陳謝し、結束を呼びかけた。

議員秘書も立件されるなど問題が深刻化している中、首相は秘書たちの努力を称え、協力を求めた。

秘書と国会議員は二人三脚で仕事をしており、結束が今の自民党の難局を突破する唯一の道だと強調した。

岸田首相、自民秘書会で裏金問題巡り陳謝 平身低頭で「結束」呼びかけ

 岸田文雄首相は20日、東京都内で開かれた自民党衆院議員秘書会総会に出席し、自民党派閥のパーティー収入裏金問題を巡って陳謝した上で「秘書の皆さんにも一丸となって、同じ目標に向けて努力いただくことが今の自民党の難局を突破する唯一の道だ」と述べ、結束を呼びかけた。

 裏金問題を巡っては、議員秘書も立件されたほか、議員の一部からは「政治資金の処理は秘書に任せていた」などと無責任ともとれる弁明が相次ぎ、批判が巻き起こった。

 首相は「政治資金問題では、秘書の皆さんにも大変厳しい声が寄せられ、大変なご苦労をおかけしている。自民党総裁として心からおわびを申し上げなければならない」と陳謝した。

 その上で「国会議員と秘書の皆さんは二人三脚で仕事をさせていただいている。東京では陳情対応や日程調整に汗をかいていただき、地元では必死になって駆けずり回っていただいている。日々のご努力があればこそ、我々のこんにちがある。国内外に課題山積する状況で今必要なものは、何といっても結束だ」と語り、平身低頭で協力を求めた。【池田直】