福岡知事「将来の日本を支えるのは九州」 毎日世論フォーラム
AI要約
福岡県の服部誠太郎知事が20日、福岡市で行われた毎日・世論フォーラムで、半導体産業の集積強化を図る構想「新生シリコンアイランド九州」の実現を目指す意向を示した。
服部知事は、九州全体に良い影響をもたらす台湾積体電路製造の熊本進出について言及し、福岡県に立地する半導体関連企業の強化を図り、研究開発を推進する考えを示した。
彼は、福岡をリーダーとして九州の飛躍と発展を目指すと述べ、福岡県内の研究センターに最新機器導入を通じて、企業誘致を強化する意向を示した。
福岡県の服部誠太郎知事が20日、福岡市であった毎日・世論フォーラム（毎日新聞社主催）で「福岡県の未来への扉を開く」と題して講演した。服部氏は半導体産業の集積強化を図る構想「新生シリコンアイランド九州」の実現を見据え、「これからの日本を支えるのは九州。九州のリーダーとして飛躍と発展を勝ち取っていく」と強調した。
服部氏は、半導体受託生産の世界最大手の台湾積体電路製造（TSMC）が熊本県に進出したことについて「九州全体に良い影響を及ぼす」と指摘。九州で約1000社ある半導体関連企業の4割が福岡に立地している点を踏まえ「福岡にとっても大きなチャンス。国内外からの企業誘致を図りたい」と述べ、「三次元半導体研究センター」（福岡県糸島市）に最新機器を導入して研究開発を強化する考えを示した。【城島勇人】
