ヘンリー王子夫妻、米指名手配犯から接待か ナイジェリア訪問で、英紙報じる

AI要約

英国のヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)夫妻がナイジェリアを訪問し、米国の指名手配犯から接待を受けたと報じられた。訪問はナイジェリア国防参謀総長が計画したものだった。

夫妻は王子が設立したインビクタス・ゲームをプロモーションするために訪問し、大歓迎を受ける。しかし、移動中に指名手配犯が所有する会社が提供した無料のチャーター機を利用していたことが明らかになった。

英国政府は夫妻の活動には関与しておらず、王室メンバーが地位を利用する行為に批判が寄せられている。

ヘンリー王子夫妻、米指名手配犯から接待か ナイジェリア訪問で、英紙報じる

 英国のヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)夫妻が、5月10日から3日間の日程で訪問したナイジェリアで、米国の指名手配犯から接待を受けたと報じられたことを受け、関係者が「訪問はナイジェリア国防参謀総長が計画したものだった」と弁明した。

 王子が設立した負傷兵士らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲームをプロモーションするため同国を訪問した夫妻は、軍関係者らと会談し、レセプションに出席するなど訪問の先々で大歓迎を受け、「まるでロイヤルツアー」だと批判を浴びた。

 そんな中、英デイリー・メール紙が18日、同国内を移動した際に現地の航空会社エア・ピースから無料のチャーター機を提供されたと報じた。しかも、そのエア・ピースは、米司法省によって2019年11月に2000万ドルの銀行詐欺とマネーロンダリングの罪で起訴された指名手配犯が所有する会社だと伝えている。

 夫妻がエア・ピースの創業者で最高英英責任者(CEO)のアレン・オニエマ氏が米当局の指名手配犯だと知っていたかどうかは不明だが、関係者は米オンラインメディアのデイリービーストに「ナイジェリアと西アフリカ最大の航空会社で、(ナイジェリア最大の都市)ラゴスから英ロンドン・ガトウィック空港までの便を毎日運航している」と語っている。

 英国の外務・英連邦・開発省の関係者は、夫妻は個人的な立場でナイジェリアを訪問したと述べ、「英国政府が夫妻の活動の手配や促進には関与していない」とデイリー・メール紙に語っており、王室メンバーだった地位を利用するような行為にチャールズ国王が激怒しているとも伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)