女川2号機で4リットル水漏れ 外部影響なしと東北電力

AI要約

東北電力の女川原発2号機で制御棒装置から水漏れのトラブルが発生。

水の放射性物質濃度は検出限界値未満で、外部への影響はない。

対策として弁のパッキンを締め直し、再稼働計画には影響なし。

 東北電力は20日、再稼働準備が進む女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉建屋で、原子炉の出力を制御する「制御棒」を動かす装置の弁から計約4リットルの水が漏れるトラブルがあったと発表した。水の放射性物質濃度は検出限界値未満で、外部への影響はないという。再稼働計画にも現時点で影響はないとしている。

 東北電によると、19日午後11時半ごろ、「制御棒駆動水圧系」の六つの弁から水が漏れているのを巡視中の社員が確認した。周辺のバルブを閉め、水漏れは止まった。弁のパッキンが緩んでいた可能性があり、ボルトを締め直す対策を講じた。

 制御棒は中性子を吸収して核分裂を抑える役割がある。