青森沖、転落の38歳乗組員救助 救命胴衣なしで5時間立ち泳ぎ

AI要約

青森県八戸市の八戸港付近で19日夜、北海道の海運会社が所有する貨物船「第18住若丸」から男性乗組員1人が行方不明となった。

男性は漂流していたが、無事救助された際に立ち泳ぎや浮いて救助を待っていたことが明らかになった。

救助に参加した第18住若丸の同僚によって男性が見つかり、男性は自力で歩ける状態で感謝の意を表した。

 青森県八戸市の八戸港付近で19日夜、北海道の海運会社が所有する貨物船「第18住若丸」から男性乗組員1人の行方が分からなくなった。通報から5時間近く経過した20日午前4時25分ごろに同県三沢市沖で漂流しているのが見つかって無事救助された。男性は立ち泳ぎしたり、浮いたりして救助を待っていたという。

 救助に当たった八戸海上保安部によると、転落したのは福島県郡山市の男性乗組員(38)。救命胴衣は着けていなかった。発見された海域は晴れ、水温は約22度。暗い中の捜索だったが、第18住若丸の同僚が男性の声に気付き発見につながった。自力で歩ける状態で「ありがとうございます」と感謝していた。