がん告知忘れ ステージ4まで進行 大阪国際がんセンター
50代の女性が、中咽頭がんと診断されたが、同時に食道がんも確認されていたにも関わらず、治療が遅れたことが判明した。
食道がんの治療が4カ月遅れて開始され、既にステージ4まで進行していた。
病院側は診療科間の情報共有体制の不備を原因と説明している。
去年5月、大阪国際がんセンターを受診した50代の女性が、中咽頭(ちゅういんとう)がんと診断されました。
ほぼ同じタイミングで、病院はこの女性にステージ1の食道がんも確認していましたが、その情報を女性と家族に伝えることを忘れ、中咽頭がんの治療だけを進めたということです。
今年に入り、病院の職員が食道がんの治療が始まっていないことに気付き、本来治療を開始すべき時期からおよそ4カ月遅れて食道がんの治療を始めました。
女性の食道がんはステージ4まで進行していました。
病院側は、診療科同士の情報共有体制が不十分だったことが原因だと説明しています。
(「グッド!モーニング」2024年9月20日放送分より)