詐欺を防ぐ「最後のとりで」 銀行と郵便局の計3人に感謝状 福岡
AI要約
福岡県警行橋署は19日、ニセ電話詐欺の被害を未然に防いだとして、福岡銀行苅田支店と豊津郵便局の従業員に感謝状を贈った。
苅田支店では男性が詐欺に遭っている可能性を高原さんが察知し、警察に通報して被害を未然に防いだ。
豊津郵便局の白銀さんも典型的な詐欺の手口を見抜き、女性の被害を免れさせた。
福岡県警行橋署は19日、ニセ電話詐欺の被害を未然に防いだとして、福岡銀行苅田支店（苅田町）の課長代理、亀田香織さん（45）▽同支店のパート従業員、高原麻衣子さん（45）▽豊津郵便局（みやこ町）の局長、白銀純二さん（51）――に感謝状を贈った。
同署などによると2024年7月24日、60代の男性が現金約120万を引き出すために苅田支店に来店し、高原さんが窓口で応対した。男性が「SNS（ネット交流サービス）で知り合った女性に現金を振り込む」と話したため、詐欺に遭っていると察知。高原さんはすぐに上司の亀田さんに報告して警察に通報し、被害を未然に防いだ。
また、白銀さんは24年8月28日、豊津郵便局を訪れた60代女性から、年金事務所の還付金払い戻しについて相談を受けた。典型的な詐欺の手口と判断した白銀さんは近くの駐在所に連絡し、女性は被害を免れた。
贈呈式で池田知弘署長は「皆さんはニセ電話詐欺被害防止の最後のとりでだと思っている。これからもおかしいと思ったら迷うことなく我々に通報してほしい」と協力を求めた。【松本昌樹】
