不用品の「先払い買い取り」装い高金利のヤミ金融か 「買取キング」運営コンサルティング会社社長らを逮捕 警視庁
東京・渋谷区の男が、不用品の買い取りを装いながら違法な高金利のヤミ金融を営んでいた疑いで逮捕された。
男は国に無登録で貸金業を行い、法定利息の6倍以上の金利で180万円以上を貸し付けた疑いがかけられている。
警視庁は、男が全国の約1600人に2億数千万円を貸し付けていた可能性があるとし、全容解明を進めている。
“先払い買い取り”のサイトで不用品の買取を装い、違法な高金利でヤミ金融を営んだとして、男が警視庁に逮捕されたことがわかりました。
出資法違反などの疑いで逮捕されたのは、東京・渋谷区のコンサルティング会社社長の萩原教章容疑者(40)です。
萩原容疑者は国に無登録で貸金業を営み、男性ら3人に対し、法定利息の6倍以上の高金利でおよそ180万円を貸し付けた疑いがもたれています。
捜査関係者によりますと、萩原容疑者は不用品の買い取りをうたったサイトで客にゲーム機などの写真を送らせ、その代金を先払いすると装って金を貸します。その後、客に手数料などの名目で利息を請求していたということです。
客の多くも借金目的で契約を結んでいたとみられ、警視庁は、萩原容疑者を実質的なヤミ金業者として逮捕しました。
“先払い買い取り”と呼ばれるこの手口の摘発は全国で2例目で、警視庁は萩原容疑者が全国のおよそ1600人に2億数千万円を貸し付けていたとみて全容解明を進めています。