知床観光船沈没 運航会社社長を逮捕 業務上過失致死などの疑い

AI要約

2022年、北海道・知床沖で観光船「KAZU I」が沈没し、乗客乗員26人が死亡した事故に関連して、運航会社社長の桂田精一容疑者が逮捕された。

桂田容疑者は業務上過失致死などの疑いで逮捕され、事故の原因として安全管理体制の不備が指摘されている。

第一管区海上保安本部による約2年半にわたる捜査の結果、桂田容疑者の逮捕が決定された。

知床観光船沈没 運航会社社長を逮捕 業務上過失致死などの疑い

2022年、北海道・知床沖で観光船「KAZU I」が沈没した事故で、海上保安庁は、乗客乗員26人を死亡させたなどとして、運航会社社長の桂田精一容疑者を業務上過失致死などの疑いで逮捕しました。

業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで逮捕されたのは、「知床遊覧船」の社長、桂田精一容疑者61歳です。

桂田容疑者は、2022年4月23日、運航管理責任者として安全を確保する義務を怠り、知床半島沖で観光船「KAZU I」を沈没させ、乗客乗員26人を死亡させた疑いが持たれています。

国の運輸安全委員会は去年発表した報告書で、ふたに不具合があった船体前方のハッチから浸水が拡大したと指摘し、会社の安全管理体制が欠如していたことが事故の一因と結論付けていました。

第一管区海上保安本部は、事故直後からおよそ2年半にわたり捜査を続けた結果、容疑が固まったとして18日、桂田容疑者を逮捕しました。