22年度の虐待死72人 こども家庭庁が検証結果を公表

AI要約

2022年度の虐待による死亡者数は72人で、心中以外で亡くなったのは56人である。

0歳のこどもが25人で最も多く、虐待の類型ではネグレクトが最も多かった。

主な加害者は実母であり、妊娠期・周産期に関する問題も多く報告されている。

22年度の虐待死72人 こども家庭庁が検証結果を公表

 こども家庭庁は12日、虐待を受けて死亡したこどもの検証結果を公表した。2022年度に虐待で死亡したこどもは72人で、前年度から2人減った。

 このうち心中以外で亡くなったのは56人で、0歳のこどもは25人(44・6%)だった。死因となった虐待の類型ではネグレクトが24人、身体的虐待が17人だった。主な加害者は実母が23人で4割を占めた。

 妊娠期・周産期の問題(複数回答)では、医療機関から連絡20人▽妊婦健康診査未受診16人▽予期しない妊娠、計画していない妊娠14人▽遺棄13人――だった。