経済的自立を果たした女性投資家、低リスクで大きな賭けに出られる「バーベル」戦略を説明する(海外)

AI要約

32歳のシェリー・ジャン氏は、投資家として成功を収め、現在は自身のパーソナルファイナンス・プラットフォームを運営している。

市場での投資に興味を持ち、低リスクなETFと高リスクな暗号通貨を組み合わせた投資戦略を実践している。

29歳で会社勤めを辞め、起業に踏み出したジャン氏は、自立の準備が整ったと感じた時期に挑戦を決意した。

経済的自立を果たした女性投資家、低リスクで大きな賭けに出られる「バーベル」戦略を説明する(海外)

現在32歳のシェリー・ジャン氏は20代の前半でカリフォルニア大学バークレー校を卒業し、すぐに投資を始めた。

初めはETF(上場投資信託)に投資したが、のちに個別株も買うようになった。

現在はバーベル戦略を用いて、低リスクなETFと暗号通貨などといった高リスクな投資対象のバランスを保っている。

シェリー・ジャン氏はこれまでずっと市場の働きに興味を抱いてきた。

「未来を先読みし、それに対してある種の賭けをすることになるから、知的好奇心が刺激される」と、シンガポール在住のジャン氏はBusiness Insiderに語る。「でも『これが起こりそうな気がする』といったレベルの話ではない。むしろ、それが起こるということを自分がどれだけ信じられるか、といった問題で、まさに自分の考えにお金を賭ける行為なのだ」

その賭けの多くがうまくいき、32歳のジャン氏の純資産は7桁(数百万ドル[数千万円])となった。彼女は、自分は経済的自立を達成したとみなしている。Business Insiderは複数の投資口座のスクリーンショットを通じて、彼女の純資産を確認した。

市場で成功したため、最終的にジャン氏は会社勤めをやめ、起業することにした。

現在、パーソナルファイナンス・プラットフォームの「ピーク(Peek)」を運営しているジャン氏は、2014年にアマゾンへ就職した。2015年にグーグルへ転職し、サンフランシスコからシンガポールへ移住。同社で2021年まで働いた時点で、自分のために働く準備ができたと考え、安定した収入に背を向けた。

「リスクを負ってでも、何か違うことをしたくなったのだ。しばらく考えた結果、今がそのステップを踏むのに最高のタイミングだ、と思った。私は29歳で、自立できるだけの貯蓄はあったし、扶養家族や子供もいなかった」とジャン氏は語る。加えて、当時はコロナ禍の初期で、厳格なロックダウンが敷かれていた時期だった。「今こそ覚悟を決めて、起業という旅にすべてを賭けるときだ」と考えたそうだ。