国連事務次長、沖縄県知事と会談 米兵の性的暴行「重要性共有を」

AI要約

玉城デニー沖縄県知事が国連軍縮担当上級代表と会談し、県内での米兵による性的暴行事件について報告。

玉城氏が地域外交の取り組みを説明し、中満氏はその取り組みを評価。

 【ニューヨーク共同】訪米中の玉城デニー沖縄県知事は13日、国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長とニューヨークの国連本部で会談した。県内で相次いで発覚した米兵による性的暴行事件について玉城氏が経緯を報告、中満氏は「米軍の綱紀粛正や再発防止、県への通報体制徹底などの重要性を、日本政府や米軍を含む全ての関係者が共有すべきだ」と述べた。

 非公開での会談後、玉城氏が記者団に明らかにした。

 玉城氏は、県が独自に周辺の国・地域と交流を深め、平和構築を目指す「地域外交」の取り組みも説明し、中満氏は「対話で地域の緊張緩和と信頼醸成を目指す素晴らしい取り組みだ。ぜひ広げていただきたい」と語ったという。