“マイナ免許証”来年3月に運用開始へ 優良・一般ドライバーは運転免許更新時の講習をオンラインで受講することが可能に

AI要約

2016年に導入されたマイナンバー制度が国民の4人に3人が保有しており、警察庁が新たな動きとして、マイナンバーカードと運転免許証を一体化した“マイナ免許証”を来年導入する方針を示している。

マイナ免許証では免許証の顔写真や有効期限がマイナンバーカードのICチップに記録され、新規取得や更新時の手数料が削減される他、優良・一般ドライバーはオンラインで講習を受けられるようになる予定。

警察庁は手数料の変更やオンライン講習の実施について意見募集を行った後、正式に決定する予定だ。

“マイナ免許証”来年3月に運用開始へ 優良・一般ドライバーは運転免許更新時の講習をオンラインで受講することが可能に

 2016年、国民ひとりひとりに番号をふり、行政の効率化、国民の利便性を高めるためにと始まった「マイナンバー制度」。総務省によりますと、いまやマイナンバーカードは、国民の4人に3人が保有しているということです。

 そんなマイナンバーカードに新たな動きが。警察庁は9月12日、マイナンバーカードと運転免許証を一体化させた“マイナ免許証”を来年3月24日から実施する方針を明らかにしました。

 マイナンバーカードのICチップに、免許証の顔写真や有効期限などの情報が記録されることになります。免許証の作成にかかる費用がいらなくなるため、現在、運転免許証を新たに取得する場合にかかる2050円の手数料は、マイナ免許証では1550円に。更新時の手数料も現在2500円が、マイナ免許証だと2100円になるということです。さらに、マイナ免許証を取得している優良・一般ドライバーは更新の時に必要な講習を自宅などでオンラインで受講することが可能になります。

 警察庁は、手数料の変更やオンライン講習の実施に向けて、9月13日~10月12日まで意見募集を行った上で正式に決定する方針です。