マイナ免許証、来年3月24日に 警察庁、更新手数料など安く設定

AI要約

マイナンバーカードに運転免許証機能を持たせるための改正道交法が施行されることが決定された。

新設される「マイナ免許証」には、取得や更新の手数料が見直され、オンライン講習も全国展開される予定。

政府の方針では、マイナカードとマイナ免許証を統合し、保険証機能を持たせる予定だが、免許証は従来のものと併用可能。

 マイナンバーカードに運転免許証機能を持たせることを可能にした改正道交法について、警察庁は12日、施行日を来年3月24日とする方針を明らかにした。切り替えは義務ではない。「マイナ免許証」の新設に伴い、取得や更新の手数料を見直す同法施行令改正案なども発表。4道府県で始めている更新時のオンライン講習も全国展開する。今月13日から来月12日までパブリックコメント(意見公募)を実施する。

 マイナ免許証は現行のマイナカードと外見は同じで、ICチップに免許の種類や有効期限などを記録する。マイナ免許証のみを保有する利点として、住所や氏名の変更手続きは自治体への届け出だけで済み、取得・更新に伴う費用も安くなる。

 政府は12月にマイナカードに保険証機能を持たせたマイナ保険証に一本化する方針だが、免許証については改正道交法施行後も従来の免許証とマイナ免許証の両方を持つことができる。

 現在、免許証の新規取得手数料は2050円で、更新は2500円。施行令改正案では、マイナ免許証の新規取得は1550円で、更新は2100円になる。