全国の鉄道で緊急点検、国交省が指示 JR貨物の不正受け

AI要約

国土交通省はJR貨物の不正問題を受け、全国の鉄道や路面電車の事業者に全車両の緊急点検を指示した。

指示によると、圧力記録を確認し安全が確認できない車両があれば運行を停止するよう求められている。

JR貨物には特別保安監査と緊急点検が行われ、20日までに報告が求められている。

全国の鉄道で緊急点検、国交省が指示 JR貨物の不正受け

 JR貨物が列車の車軸に車輪をはめ込む作業で不正を行っていた問題を受け、国土交通省は13日、全国の鉄道や路面電車の事業者に対し、現在運用している全車両の緊急点検を指示したと発表した。今月30日までの報告を求めている。

 斉藤鉄夫国交相が閣議後の会見で発表した。指示は12日付。各事業者には、車軸に車輪や歯車をはめ込んだ際の圧力の記録を確認した上で、安全が確認できない車両が見つかった場合は運行を止めるよう求めている。

 JR貨物に対しては、すでに11日から、鉄道事業法に基づく特別保安監査を行っている。緊急点検も指示し、20日までの報告を求めている。