斉藤国交大臣が鉄道事業者などに対し車輪の緊急点検を指示「貨物鉄道に対する信頼を大きく損なうもの」
JR貨物が車輪改ざんの問題で全国の鉄道事業者に緊急点検を指示
斉藤国交大臣が不正行為を遺憾とし、信頼を損なう行為だと強調
JR貨物の631両で車輪組み立て不正発覚、運行一時停止も再開
JR貨物が車輪を組み立てる際にデータを改ざんしていた問題をめぐり、斉藤国交大臣は全国の鉄道事業者などに対し、車輪を緊急点検するよう指示したことを明らかにしました。
斉藤鉄夫 国交大臣
「このような不正行為は鉄道輸送の安全確保の仕組みを根底から覆す行為であり、極めて遺憾です。貨物鉄道に対する信頼を大きく損なうもの」
斉藤国交大臣は先ほど行われた会見でこのように述べたうえで、全国の鉄道事業者などに対し、組み立てられた車輪を緊急点検するよう指示したことを明らかにしました。
JR貨物では貨物列車などあわせて631両で車輪を組み立てる際の不正が発覚し、安全確認のため、すべての列車の運行を一時停止していました。
JR貨物によりますと、現在、安全が確認された貨物列車については運行を再開しているということです。