熱中症救急搬送3,075人、6週ぶりに増加 - 9月2-8日の速報値、消防庁公表

AI要約

熱中症の救急搬送状況の速報値が公表され、前週比37.5%増の3,075人が搬送された。

搬送者の7割弱が軽症であり、中等症を含めると全体の97.4%を占めている。重症や死亡例も報告されている。

東京が最も多い搬送者数の都道府県であり、高齢者の中で65歳以上の患者が半数以上を占めている。

熱中症救急搬送3,075人、6週ぶりに増加 - 9月2-8日の速報値、消防庁公表

 総務省消防庁は10日、熱中症の1週間の救急搬送状況(9月2-8⽇)の速報値を公表した。救急搬送者数は3,075人(前週比37.5%増)で、6週ぶりに増加に転じた。【渕本稔】

 初診時の傷病程度別では、外来診療のみの軽症(2,111人)が7割弱、短期間の⼊院が必要な中等症が881⼈で、それらを合わせて全体の97.4%を占めた。3週間以上の⼊院が必要な重症は47⼈、死亡が2人、その他が34人だった。

 都道府県別の搬送者数は、東京が227⼈で最も多かった。次いで、愛知・大阪(207⼈)、埼玉(175⼈)、福岡(147人)、千葉(143人)、神奈川(128人)などの順。

 年代別では65歳以上の高齢者が1,632人と5割強を占めた。熱中症の発⽣場所に関しては、住居(895⼈)が最多で、道路(587⼈)などが続いた。