他人のバットを「拾った」49歳男性市議を窃盗の疑いで任意聴取 息子と訪れたバッティングセンターで
西尾市の市議会議員が、半田市のバッティングセンターで他人のバットを持ち去った疑いで事情聴取を受けた。
市議は窃盗の疑いを認め、家族とバッティングセンターを訪れた際に「拾った」と説明。
市民からは驚きと不信感が寄せられ、警察は引き続き調査を進める方針。
愛知県西尾市の市議会議員が、半田市のバッティングセンターで2024年7月、他人のバットを持ち去った疑いで事情聴取を受けたことがわかりました。
西尾市の黒辺一彦市議(49)は9月10日、取材に応じ、カメラの前で深々と頭を下げました。
黒辺一彦市議:
僕はまだ警察に事情を聞かれただけなので。それをそのまま持ち帰ってしまった。
窃盗の疑いで警察から事情聴取を受けたことを認めました。
<黒辺一彦市議のYouTube>
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自身で投稿した動画ではモットーとする「全力投球」を連呼し、ホームページでも野球・ソフトボールが趣味とアピールしています。
黒辺市議は今年7月、半田市のバッティングセンターから他人のバット1本を持ち去った窃盗の疑いで9日、警察から事情聴取を受けたことが明らかになりました。
黒辺一彦市議:
被害届を出された方に対して心配な思いをさせてしまって、申し訳ありませんでした。落とし物であるという認識ではありましたので、それ以降の行動が伴わなかったと。
取材に応じた黒辺市議は、息子とバッティングセンターを訪れた際、ケージの中に転がっていたバットを「拾った」と説明しました。
Q.盗むという行為に当たると思わなかった?
黒辺一彦市議:
そうですね、その辺が自分の中で浅はかだった。そのバット自体はそこまで使っておらず、ほぼ家にあった状態。素振りというか、触りはしました。
黒辺市議の言い訳に、西尾市民もあきれています。
西尾市民A:
えーっ、びっくり!人の物は持っていっちゃいけないしね。魔が差して?信じられないです。
西尾市民B:
出来心では許されないよね。市民の代表なので。
黒辺市議は2017年に初当選し、現在2期目。「いまの思いとしては任期を全うしたい」と話しました。
警察は引き続き、窃盗の疑いで任意で調べる方針です。
(東海テレビ)