『所得倍増に命懸ける』加藤勝信・元官房長官の総裁選出馬表明にネットざわつく「夢のまた夢」「自民の常套手段」

AI要約

自民党の加藤勝信が総裁選への立候補を表明し、国民の所得倍増を訴えたことがSNSで話題になる

加藤氏は強い覚悟を持って取り組み、国民の豊かな生活を実現すると強調

所得倍増計画に対する冷めた反応も見られ、一部からは疑念や批判の声も上がっている

『所得倍増に命懸ける』加藤勝信・元官房長官の総裁選出馬表明にネットざわつく「夢のまた夢」「自民の常套手段」

 自民党の加藤勝信・元官房長官(68)が10日午前、国会内で記者会見し、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。SNSなどネットでは、加藤氏が会見で「国民の所得倍増は待ったなし」と発言したことにざわつき、X(旧ツイッター)では「所得倍増」がトレンド入りした。

 加藤氏は会見で「国民の所得倍増は待ったなしだ。強い覚悟を持ってこれに取り組み、国民の豊かな生活を確実に実現していかなければならない。命を懸けて取り組む」と強調した。

 「所得倍増」は、1960年に自民党の池田勇人内閣が実質国民総生産を10年以内に2倍にすることを目標とし、閣議決定した「国民所得倍増計画」にちなむ。歴史的な日本の高度経済成長につなげた政策だが、岸田文雄首相も2021年の総裁選で公的分配を強化し、所得を引き上げるとする「令和版所得倍増」を訴えた過去もある。

 Xでは「実現させる気も無いのに『所得倍増計画』を打ち出して、日本国民を騙すのは自民党の常套手段」「もう少しわかりにくい嘘をつけよ」「所得倍増なんて夢のまた夢。税金倍増しないよう祈るのみだ」「あっ、自分(議員)の所得倍増ってことかな?」など冷めた反応が多くを占めた。