「所得倍増を最優先で」加藤元官房長官が立候補を表明 上川外務大臣は11日に出馬会見へ【自民党総裁選】

AI要約

自民党総裁選に加藤勝信元官房長官と上川外務大臣が立候補を表明。

加藤氏は所得倍増を最優先にし、ニッポン総活躍プランを発表。

他の候補も立候補に意欲を示しているが、推薦人集めに苦戦している。

告示まであと2日となった自民党総裁選は、けさ、加藤勝信元官房長官が立候補を表明しました。上川外務大臣もあす、出馬会見を開く予定です。国会記者会館から中継です。

加藤氏はキャッチコピーの「協創『新しい日本』」と書かれたフリップを掲げ、「国民の所得倍増を最優先で進める」と訴えました。

自民党 加藤勝信 元官房長官(68)

「私は今回の自由民主党総裁選挙に立候補いたします。これまでの経験で培ってきた全ての力を投入し、皆さんの所得倍増をはかっていく。あらゆる手段を尽くして、これに取り組んでまいります」

加藤氏は看板政策として所得倍増のほか、▼人口減少を支える企業の成長力強化や▼出産費用・子どもの医療費ゼロ、▼憲法改正の実現など8つの柱からなる「ニッポン総活躍プラン」を発表しました。

また、▼選択的夫婦別姓の導入には慎重姿勢を示したほか、▼マイナ保険証をめぐっては「決めたスケジュールは守るべき」と述べ、予定通り年内に現行の健康保険証を廃止すべきとの考えを示しました。

一方、上川外務大臣(71)は立候補に必要な推薦人20人の確保にメドが立ったとして、あす、出馬会見を開く予定です。

このほか、出馬に意欲を見せている野田元総務大臣(64)や齋藤経済産業大臣(65)は推薦人集めが難航していて、他の候補の陣営からは「一本化に向けた調整に入るのでは」との観測も出ています。