秋はいつから?きょうも猛暑日…今村予報士「9月中に秋は来ない」
気象予報士によると、9月中はまだまだ猛暑が続き、秋はやってこないとのこと。
過去のデータから見ると、猛暑日が遅くまで続く年も多く、今年も10月中旬頃に秋が訪れる可能性が高いと予想されている。
具体的には、10月14日頃に気温が落ち着いてきて、秋らしい気候になるとの見通し。
秋はいつ来るのでしょうか?気象予報士・今村涼子さんに聞きます。
まず言えることは、この9月中は秋は来ません。今月は来ない。しばらくはまだ猛暑日の記録がどんどん伸びていく、そんな状況が続いてしまいそうなんです。
実は先週、気象庁からも臨時の情報ですが、『長期間の高温に関する全般気象情報』というものが出されています。
『気温の高い状態は、今後も更に1か月程度は続く見込みです』と言い切っています。9月中はまだまだ夏ということになりそうなんです。
じゃあ一体いつ秋がくるのかということなんですけれども、そこで過去のデータから探ってみたいと思います。
まず、全国のどこかで猛暑日が出る状況だと秋とは言えません。そこで近年の猛暑日の最終日がいつなのかを調べてみました。
2010年以降のデータによりますと、秋の気温が高い年が増えてきている傾向がありますが、最後の猛暑日も遅くなっています。9月中旬、下旬が多く、10月にずれ込むような年も最近出てきているんです。
(Q.例えば、2018年だったら10月の上旬にその年最後の猛暑日があったということですか?)
そうです。今のところ一番遅い猛暑日の記録としては2013年の10月9日です。
今年も今の状況と今後の予想をかんがみると、10月までは猛暑日がありそうなので、秋は10月中旬ということになるんじゃないかと思いますね。
(Q.ずばり、秋はいつ来るんでしょうか?)
目安としては大体スポーツの日の連休ぐらい。今年だと10月14日。あの辺りになると大体気温が落ち着いてきそうな感じでしょうか。東京の過去5年のデータを見ても、最高気温の平均が大体そのあたりで25℃を下回ってくるんですよね。
ですので、今年もそれぐらいになるんじゃないかと思われます。
去年もそうだったんですけれど、今年もちょっと暑さが長引いている、まだまだ暑さに対しては警戒が必要です。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年9月9日放送)
テレ朝天気