職員でも見分けるのは困難…『ツシマヤマネコ』5匹の赤ちゃん限定公開 名古屋・東山動植物園で11月頃まで

AI要約

名古屋市千種区の東山動植物園で、「ツシマヤマネコ」の赤ちゃんが限定公開中。5匹のかわいい赤ちゃんが元気に遊んでいる様子が人気。

ツシマヤマネコは絶滅危惧種で、対馬にのみ分布する貴重なネコ。5匹の赤ちゃんは個別に耳にマークをつけられており、見分ける工夫がされている。

赤ちゃんの成長過程や性格の違いも観察でき、11月ごろまで展示されている。

職員でも見分けるのは困難…『ツシマヤマネコ』5匹の赤ちゃん限定公開 名古屋・東山動植物園で11月頃まで

名古屋市千種区の東山動植物園で、「ツシマヤマネコ」の赤ちゃんが限定公開されています。かわいい姿で人気ですが、「似ていて見分けがつかない」という声も聞こえました。実は便利な見分け方があります。

東山動植物園で8月27日から公開が始まったのは、ツシマヤマネコの赤ちゃん5匹です。

元気に走り回ったり、水浴びをしたり、くっついてじゃれあう姿もとてもキュートです。

ツシマヤマネコは、長崎県の対馬にのみ分布する国の天然記念物で、絶滅危惧種にも指定されている貴重なネコです。

2024年5月、2匹の母親から産まれたネコ5匹は、あざも・しゅうし・ひとえ・つつ・かりおと名付けられました。

すくすくと成長し、生まれた時に100グラムほどだった体重は、今では5匹とも1.4キロほどになりました。3匹のメスは元気いっぱいですが、オスの2匹は引っ込み思案でおとなしい性格だということです。

大阪から来た2人:

子猫が生まれたということで、わざわざ大阪から来ました。

今しか見られないし。元気に育ってほしい。

お客さんもメロメロですが、「似ていて見分けがつかない」という声も聞こえました。

実は便利な見分け方があります。「耳の後ろ」に注目です。

東山動物園の白木康雄担当課長:

耳にマークをつけているのは、個体がどの子か分かるようにということで識別させていただいていまして。

耳の後ろに体に害のない色素を塗り、左右の色の組み合わせで、どの子かわかるようにしています。ただそれでも、飼育員以外は動物園の職員でも見分けることは難しいということです。

5匹の可愛らしい姿が見られるのは、11月ごろまでの予定です。

東山動物園の白木康雄担当課長:

まず知っていただいて、それから現地の保全にちょっと興味を持っていただけたらうれしいと思っております。

(東海テレビ)