「9割は殺処分だもんで」行き場のない動物たちに居場所を…家族のような動物のために保護動物園の奮闘【アスヨク!】

AI要約

三重県にある保護動物園で、山本清號さんが700頭以上の動物を救ってきた様子が紹介されています。

山本さんは全財産を投入し、月に約300万円かかる運営費用を捻出しながら、動物たちの命を守り続けています。

山本さんの愛情溢れる行動が動物たちと家族のような絆を築き、その活動は今も続いています。

「9割は殺処分だもんで」行き場のない動物たちに居場所を…家族のような動物のために保護動物園の奮闘【アスヨク!】

お昼寝中のライオンや、食事中のお猿さん。ここは、三重県にある“ちょっと変わった動物園”です。

愛情たっぷりに動物たちのお世話をするのは山本清號(やまもと・せいごう)さん(74)です。

山本清號さん:

元気?仲良くしとる?おいしいかね桃は、ゆっくり食べや。

ここは様々な事情で行き場を無くした動物たちが暮らす“保護動物園”。

山本清號さん:

(居場所ない動物の)9割くらいは殺処分なもんで、それはちょっとかわいそうだもんで、なんとかしようと。

台風被害で閉園した動物園から引き取られたヒグマのシュウくんは体長2mを超える大きな体ですが山本さんが来ると、すっと寄ってくる甘えん坊です。

山本さんは、こうした動物たちを16年間で700頭以上も救ってきました。

山本清號さん:

あいつら頼る人がいない。俺しかいないんだ、家族みたいなもんじゃないですか?ここにおるみんなね。

子どもの時から人一倍、動物好きだった山本さん。50代の頃、殺処分されそうな動物たちの姿を見て、“自分が助けるしかない”と立ち上がりました。

しかし、運営にかかる費用はエサ代だけで、毎月約300万円。

それでも山本さんは、建設業の会社を経営しながら、その全財産をつぎ込み、“受け入れられる限り、見捨てたくない”と動物たちの命を守り続けているのです。

山本清號さん:

馬鹿じゃない限り全財産投げ込められんだろう?やれるか?それだけ(動物たちが)かわいいんだよ。俺のことはどうでもいいけど(動物たちの)嬉しそうな顔を見たいよな。「ここに行ってよかったな」と思えるようにしてあげたい。

動物たちのことを第一に考え、家族として愛する山本さんの活動はあすも続きます。

(イット!9月3日放送)