参院岩手補選で立憲が元参院議員の木戸口氏擁立 前回広瀬氏に敗北

AI要約

立憲民主党岩手県連は、詐欺罪で在宅起訴された広瀬めぐみ前参院議員の補欠選挙に木戸口英司元参院議員を擁立することを決定した。

自民党県連は候補者擁立を断念し、選挙戦が予想される状況である。

木戸口氏は、小沢一郎氏の計画に賛同し、公認候補に決定した。彼は過去に無所属から立候補し、再選を目指していたが敗れていた。

 立憲民主党岩手県連は7日、常任幹事会を開き、詐欺罪で在宅起訴された広瀬めぐみ前参院議員=自民党を離党=の辞職に伴う参院岩手選挙区の補欠選挙(10月10日告示、27日投開票予定)に、木戸口英司・元参院議員(61)を擁立することを決めた。すでに無所属の新顔1人が出馬を表明しており、選挙戦になる見通しとなった。一方、自民党県連は候補者の擁立を断念している。

 常任幹事会の冒頭では、小沢一郎衆院議員がオンラインで、「(補選で)圧倒的な支持で勝利を得て、その勢いで衆議院選挙で勝利する。そういう段取りにぜひ持っていきたい」と述べた。その後、非公開で話し合われ、木戸口氏が公認候補に決まった。同日付で党本部に上申するという。

 木戸口氏は、花巻市出身で小沢氏や達増拓也知事の秘書を務めた。2016年の参院選で野党統一候補として無所属で立候補し、初当選。その後、立憲に所属し、22年に再選を目指したが、自民新顔の広瀬氏に敗れた。