立憲・泉氏、代表選出馬を6日に表明 難航していた推薦人集めにめど

AI要約

立憲民主党代表選に立候補する意向を固めている泉健太代表が正式に表明するための推薦人集めで難航していたが、最終的にはめどがついた。

泉氏率いる党内グループが25人ほどの所属議員を持つ中、他の候補者の支援に回った一部の議員により推薦人の確保に苦戦していた。そのため、他の党内グループに推薦人を求める動きを見せていた。

2021年の代表選で勝利し代表に就任した泉氏は、立憲民主党代表選で枝野氏や野田氏に次いで3人目の立候補者として名乗りを上げた。馬淵氏は5日に立候補を断念し、江田氏と吉田議員が立候補の模索を続けている。

 立憲民主党代表選(7日告示、23日投開票)に立候補する意向を固めている泉健太代表(50)が、6日に記者会見を開き、立候補を正式に表明する。陣営関係者によると、推薦人集めが難航していたが、5日までにめどがついたという。

 代表選の立候補には、国会議員20人の推薦状が必要。泉氏が率いる党内グループ「新政権研究会」は、他グループとの掛け持ちを含めて約25人が所属する。しかし、所属議員の一部が馬淵澄夫元国土交通相(64)や江田憲司元代表代行(68)ら他の立候補予定者の支援に回ったため、推薦人の確保が進まず、正式表明ができずにいた。

 このため泉陣営は、枝野幸男前代表(60)への支援を軸とする党内最大グループ「サンクチュアリ」(約30人)などに対し、推薦人の融通を働きかけていた。

 立候補表明は、枝野氏、野田佳彦元首相(67)に次いで、泉氏で3人目。衆院京都3区選出で当選8回の泉氏は、2021年衆院選の敗北で引責辞任した枝野氏の後任を決める代表選で勝利。同年11月から代表を務める。

 代表選をめぐっては、馬淵氏が5日、立候補断念を表明。江田氏と吉田晴美衆院議員(52)が立候補への模索を続けている。(伊沢健司)