車で列車に衝突した男、大麻所持容疑で再逮捕 「直前に吸引」供述も

AI要約

愛知県警犬山署は20歳の自営業平康希容疑者を大麻取締法違反で再逮捕した。

平容疑者は道路交通法違反で逮捕された後、大麻を含む液体を所持していたと供述。

事故後の車の調査で0.379グラムの大麻を発見し、過労運転の可能性も視野に捜査を進めている。

車で列車に衝突した男、大麻所持容疑で再逮捕 「直前に吸引」供述も

 愛知県警犬山署は4日、同県大口町河北2丁目、自営業平康希容疑者(20)=道路交通法違反罪で起訴=を大麻取締法違反(所持)の疑いで再逮捕し、発表した。

 平容疑者は8月13日、乗用車を運転して同県扶桑町の名鉄犬山線の踏切で、豊橋発新鵜沼行きの快速特急列車(6両編成)と衝突。道交法違反(無免許運転)の疑いで逮捕された。調べに大麻を含む液体を「事故直前に吸っていた」と供述しているという。

 署によると、平容疑者の再逮捕容疑は、8月13日に大麻を含む液体約0.379グラムを所持したというもの。事故後に平容疑者の車を調べたところ見つかったという。

 署は、大麻の使用が事故に影響した可能性もあるとみて、過労や薬物などの影響ある状態で運転を禁じた道交法の「過労運転等禁止」での立件を視野に捜査を進める。

 この事故で、平容疑者と列車の乗客約420人にけがはなかったが、布施―犬山の上下線で約2時間運転を見合わせ、計35本が運休し、約4千人に影響が出た。(松本敏博)