“飛び石詐欺” 因縁つけて免許証情報入手…巧妙な手口で簡単に「ネット銀行開設」 他人クレカ使用した詐欺容疑などで男女3人逮捕 被害総額は数千万円超か 警視庁

AI要約
高級外車を使い他車を追跡し個人情報を入手してクレジットカードを不正作成夫婦ら3人が逮捕され4000万円を詐欺斎藤容疑者は黙秘、妻は否認
“飛び石詐欺” 因縁つけて免許証情報入手…巧妙な手口で簡単に「ネット銀行開設」 他人クレカ使用した詐欺容疑などで男女3人逮捕 被害総額は数千万円超か 警視庁

高級外車フェラーリなどで高速道路を走り、別の車に「飛び石で車に傷がついた」などと因縁をつけて得た個人情報を悪用して、総額およそ4000万円をだまし取ったとみられる夫婦ら3人が逮捕されました。

斎藤貴聡容疑者(32)ら夫婦と野村祐貴容疑者(30)の3人は去年7月と今年5月、不正に作った他人のクレジットカードを使って、家電量販店でiPhone2台や、衣料品店で購入した服などの返品代金およそ10万円をだまし取ったなどの疑いがもたれています。

警視庁によりますと、斎藤容疑者らの手口は次のようなものです。

まず、高級外車フェラーリなどで高速道路を走行し、トラックなどを見つけると後をつけます。

そして、「飛び石が当たって車に傷がついた」と相手の運転手に因縁をつけ、免許証の写真を撮影。入手した免許証の情報などを使って不正にネット銀行の口座を開設し、クレジットカードを作るというものです。

取り調べに対して、斎藤容疑者は黙秘し、妻の智華容疑者は否認しています。

斎藤容疑者らは同様の手口で、おととし12月からのおよそ1年半に、9人の名義でクレジットカード34枚を不正に作っていたとみられ、被害総額はおよそ4000万円にのぼるということで、警視庁は余罪を詳しく調べています。