「私が詐欺師なら被害者は性犯罪者」…“紀州のドン・ファン”元妻・須藤早貴被告(28)に懲役3年6カ月の実刑判決 別男性から約2980万円詐取

AI要約

28歳の元妻が資産家の夫を殺害した罪で起訴された事件と、別の男性から現金をだまし取った罪で実刑判決を受けた経緯が語られている。

詐欺事件が起こった経緯や主張、そして判決の詳細が明らかにされている。

今後は殺人事件の初公判が控えており、事件の真相が裁判で明らかになる予定だ。

「私が詐欺師なら被害者は性犯罪者」…“紀州のドン・ファン”元妻・須藤早貴被告(28)に懲役3年6カ月の実刑判決 別男性から約2980万円詐取

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の夫を殺害した罪で起訴されている元妻・須藤早貴被告(28)。

2日、別の男性から現金をだまし取った罪に問われた事件の裁判で、懲役3年6カ月の実刑判決が言い渡された。

この詐欺事件が明らかになるきっかけとなったのが、2018年に和歌山県で起きた事件だった。

野崎(「崎」のつくりの上部は「立」)幸助さん:

1億円ぐらいはね、紙切れみたいなもの、私にとっては。

「紀州のドン・ファン」と呼ばれ、当時77歳だった資産家の野崎光介さんが、急性覚醒剤中毒で死亡。

第1発見者は、事件のわずか3カ月前に55歳年上の野崎さんと結婚したばかりの須藤被告(当時22)だった。

ーー(記者)東京には何をしに来られたんですか?

須藤被告:

……。

ーー(記者)今の心境を一言だけ…

須藤被告:

……(記者のカメラを手で強引に押し下げる)。

警察は、野崎さんの死から3年後、殺人などの疑いで須藤被告を逮捕。

その捜査の過程で浮上したのが、2日に判決が下された詐欺事件だ。

須藤被告は、19歳だった2015年から3回にわたり、当時61歳の男性から海外留学の準備金などとして、現金約2980万円をだまし取ったとして、逮捕・起訴された。

これまでの公判で、須藤被告は次のように主張し、現金をだまし取ったことを否認していた。

須藤早貴被告(28):

ウソもつきましたが、それを分かったうえで、彼は私の体をもてあそぶために払ったと思って います。私が未成年と分かって体を求めてきた。私が詐欺師なら、被害者は性犯罪者だと思う。

2日、裁判長は、詐欺罪の成立を認めたうえで、「好みの女性の関心を得たいという気持ちもあったと考えられるが、大金をだまし取る行為を軽く見ることはできない」として、懲役3年6カ月を言い渡した。

そして9月12日には、野崎さん殺害事件の初公判がようやく開かれる予定となっている。

(「イット!」9月2日放送より)