立憲代表選「推薦人20人の壁」緩和を 有志提言「議員の10%に」

AI要約

立憲民主党の有志が代表選の立候補条件緩和案を発表。国会議員の推薦人を10%または20人から5%または10人に引き下げる提案を示す。

代表選のハードルが高いと指摘され、若手・女性の挑戦を妨げているとされる中、条件緩和策への賛同が国会議員や国政選挙予定者らから出ている。

代表選に出馬表明した枝野幸男前代表と野田佳彦元首相は、条件改定の可能性を示唆している。

立憲代表選「推薦人20人の壁」緩和を 有志提言「議員の10%に」

 立憲民主党の有志は2日、代表選の立候補に国会議員の「推薦人20人」を必要とする条件の緩和案を発表した。国会議員の「10%」か「20人」の少ない方とするほか、「5%」か「10人」に引き下げて地方議員らも組み合わせる案を併記。立憲の国会議員は現在136人で、10%なら14人の推薦人で立候補できる。

 代表選への出馬は自民党総裁選に比べ相対的にハードルが高く、若手・女性などの挑戦を妨げているとの指摘が出ており、有志の条件緩和策には国会議員と国政選挙の立候補予定者ら50人以上が賛同した。井坂信彦衆院議員は国会内での記者会見で「若手・女性が出ている自民党との違いはルールだけだ。すぐにでも変えなくてはいけない」と述べた。

 今回の代表選に出馬表明した枝野幸男前代表(60)、野田佳彦元首相(67)はいずれも、代表選後に条件の見直しを検討する考えを示している。(大久保貴裕)