福島第一原発・燃料デブリの試験的な取り出し中断 東京電力きょうにも再発防止策など齋藤経産大臣に報告

AI要約

福島第一原発で中断している燃料デブリの取り出し作業について、再発防止策などが東京電力によってまとめられ、経産大臣に報告される見通しとなっている。

2号機における作業中断の原因は、作業員がパイプの順番を間違えたことにあり、そのまま1か月近く間違った順番で並んでいた可能性がある。

調査結果と再発防止策について、東電の社長が経産大臣に報告予定であり、作業の過程での問題点を改善する方針が打ち出される見込み。

福島第一原発・燃料デブリの試験的な取り出し中断 東京電力きょうにも再発防止策など齋藤経産大臣に報告

福島第一原発で中断している溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しをめぐり、再発防止策などを取りまとめていた東京電力は、きょうにも齋藤経産大臣に報告する見通しです。

福島第一原発2号機では先月22日、燃料デブリの試験的な取り出しが予定されていましたが、作業員が装置を押し込むパイプの順番を間違えたため、中断されていました。

東電によりますと、パイプは7月に並べられて以降、1か月近く並び順が間違ったままだったとみられています。

また、作業は協力企業が行い、東電の社員は立ち会っていませんでした。

東電の小早川社長は、こうした調査結果と再発防止策について、きょうの午後にも齋藤経産大臣に対し、報告する見通しです。