鹿児島県 「顕著な大雨に関する情報」発表 線状降水帯による非常に激しい雨

AI要約

台風10号の影響で、鹿児島県薩摩地方では非常に激しい雨が続いており、土砂災害や洪水の危険が高まっている。

「線状降水帯」による強い雨が同じ場所で降り続いており、さらに雨の量が増える予報が出ている。

市民は速やかな安全確保を心がけ、土砂災害の前兆にも注意を払うように呼びかけられている。

鹿児島県 「顕著な大雨に関する情報」発表 線状降水帯による非常に激しい雨

今日29日、鹿児島県に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。鹿児島県薩摩地方では「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。

今日29日、午前5時17分に「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。台風10号の影響で、九州南部では局地的に雨雲が発達し、鹿児島県薩摩地方では「線状降水帯」によって、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が、急激に高まっています。

鹿児島県では、明日30日にかけても活発な雨雲がかかり、雨の降る量がさらに増えるでしょう。土砂災害や河川の氾濫などに厳重に警戒してください。

「線状降水帯」とは、積乱雲(発達した雨雲)が、線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される、非常に強い雨のエリアです。

1つ1つの積乱雲は、雨を降らせると、たちまち消滅してしまいますが、「線状降水帯」は、 次々に発生した積乱雲が、数時間にわたって、ほぼ同じ場所を通過・停滞するため、長い時間、非常に強い雨が降り続きます。「線状降水帯」が発生すると、大きな災害の要因となる集中豪雨を引き起こすことがありますので、土砂災害や河川の増水に、特に警戒が必要です。

自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。

なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、すぐに、斜面から離れてください。