【台風情報】予測難しい台風10号 3つのルート「日本海」「太平洋」「列島縦断」 気象予報士が解説 長野県には9月1日に接近か
台風10号が非常に強い勢力を維持し、九州に上陸するおそれがあります。
長野県内にも影響が及ぶ可能性がある3つのルートが存在します。
台風情報を確認し、適切な対策を取る必要があります。
気になる台風情報。台風10号は、今後、非常に強い勢力を維持したまま北上し、8月30日にかけて九州に上陸するおそれがある。その後、本州を縦断する可能性があり、長野県内には週末以降、近づく恐れが出ている。岸本慎太郎気象予報士の解説。
台風10号は、きのう8月27日の予想よりさらに遅くなっていて、県内に最も近づくのは9月1日となっています。
ただ、予報円がかなり大きいので、まだまだ、どういったルートを通るのかはっきりしません。
そこで、3つのルートを解説します。
まずは、「日本海ルート」です。
県内は南風が非常に強く吹き、暖かく湿った空気の影響で大気の状態も
不安定になります。
全県で雨風ともに非常に強くなり、大きな被害が出るかもしれません。
続いて「太平洋ルート」。
県内は、風はそこまで強くなりませんが、中部や南部を中心に降水量が多くなります。
台風が海の上を通ると勢力を落とさないまま接近するので、さらに警戒が必要です。
最後に「列島縦断ルート」。
長野県にも直撃するルートで、勢力次第では大きな影響が出るでしょう。
ただ、ずっと陸地を通ってくるとその分勢力は弱まります。
県内への影響は比較的小さいかもしれません。
台風情報をこまめに確認して、早いうちから対策を練っておきましょう。
(長野放送)