【台風最新情報】台風10号 台風から離れた地域も不安定に…東海道新幹線29日～31日に計画運休・運転見合わせの可能性 今夜にかけ奄美地方に最接近
台風10号が奄美地方に接近し、列島を縦断する可能性があるため、大雨や暴風に厳重な警戒が必要。
奄美市や九州南部で大雨や暴風の影響が出ており、交通機関にも影響が出始めている。
鉄道や航空会社の運航にも影響が出ており、関西や九州の空港を中心に欠航や運休が発生する可能性がある。
27日に非常に強い勢力に発達した台風10号は、27日夜にかけて奄美地方に最も接近する見込みとなっている。 その後、ゆっくりとした速さで列島を縦断する可能性があり、長引く大雨や暴風などに厳重な警戒が必要だ。台風から離れた地域でも大気の状態が不安定になっており、交通機関への影響が出始めている。
台風10号は、27日午前11時半現在、奄美大島の東をゆっくりとした速さで西北西に進んでいて、27日夜にかけて非常に強い勢力で奄美地方に最も接近する見込みとなっている。
29日以降、発達しながら西日本に接近し、その後、列島を縦断する可能性がある。
奄美市笠利では最大瞬間風速23.1メートルと、すでに風が強まっていて、奄美地方で27日に予想される最大瞬間風速は60メートル、28日朝までの予想雨量は300mmとなっている。
午前11時半現在、暴風・波浪警報が出ていて、奄美市全域に避難指示が出された。 暴風や高波に厳重な警戒が必要だ。
また、28日朝までに九州南部で200mm、その後、29日朝までには九州南部で500mm、四国で300mmの雨が予想されている。 広い範囲で大雨や暴風が長引く可能性がある。
一方、台風10号による交通機関への影響が出始めている。
鉄道では、山陽新幹線で29日から30日にかけて、東海道新幹線では29日から31日にかけて、全線もしくは一部区間で計画運休や長時間にわたる運転見合わせの可能性があるという。
なお、空の便でも日本航空が27日、奄美大島発着を中心に国内線で39便、28日は奄美大島・鹿児島を中心に発着する便など77便、また国際線では28日、関西空港を発着する便など6便を欠航すると発表した。 これにより、あわせて約5100人に影響が出るという。
また、全日空では27日午前までの欠航便はないものの、28日以降、関西や九州の空港を発着する便を中心に運航に影響が出る可能性があるとしている。 今後の交通情報に注意したい。
