台風10号、奄美地方に接近へ 東海道新幹線が一時運転見合わせ
AI要約
台風10号（サンサン）は日本の南を西寄りに進み、非常に強い勢力で奄美地方に接近する見込み。気象庁は大雨災害の危険性が高まり注意を呼びかけている。
台風の現在位置や勢力、24時間降水量の予想などが報告されており、東海道新幹線にも影響が出ている。
JR東海は静岡県内での雨が規制値を超えたため一時運転を見合わせたが、その後再開された。
台風10号（サンサン）は発達しながら日本の南を西寄りに進み、28日にかけて非常に強い勢力で奄美地方に接近する見込みだ。気象庁は27日午前中に、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県で線状降水帯が発生し、大雨災害発生の危険性が急激に高まる可能性があるとして注意を呼びかけている。東海道新幹線が一時、運転を見合わせるなど公共交通機関にも影響が出ている。
台風は27日午前8時時点で鹿児島県奄美市の東約140kmにあり、ゆっくりとした速さで西北西に進んでいる。中心気圧は960ヘクトパスカル。最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートル。28日午前6時までに予想される24時間降水量は、多いところで奄美300ミリ、九州南部200ミリ、東海200ミリなど。
JR東海は静岡県内での雨が規制値を超えたため、27日午前8時すぎから、東海道新幹線の浜松―豊橋間の上下線で運転を見合わせた。見合わせの範囲は一時上りは新大阪―東京間、下りは東京―名古屋間に広がったが、午前9時15分時点で運転を再開した。
