小泉進次郎氏、30日出馬表明へ 石破氏は「最後の戦い」決意 “小石河連合”直接対決

AI要約

自民党総裁選において、小泉進次郎氏、石破茂氏、河野太郎氏が出馬表明する見通しで、それぞれ個別に立候補することが確定している。

8月30日に小泉進次郎氏が正式に立候補する意向を固めており、当日が彼の初当選を果たした日にちなんで選ばれたとされている。

一度共闘した“小石河連合”のメンバーである小泉氏、石破氏、河野氏が、今回はそれぞれ個別の戦いをすることになるが、根底には互いを尊重しつながりを保つ思いがある。

小泉進次郎氏、30日出馬表明へ 石破氏は「最後の戦い」決意 “小石河連合”直接対決

 自民党の総裁選では前回いわゆる“小石河連合”を組んだ小泉進次郎氏(43)・石破茂氏(67)・河野太郎氏(61)の3人がそれぞれ出馬表明する見通しです。ポスト岸田レースの行方を取材しました。

 能登半島地震で海岸が隆起した石川県輪島市。23日視察したのは小泉進次郎元環境大臣です。

小泉元環境大臣

「いま、着工が始まって、現場動いているのが見られてよかったですけど、これが遅れがないように進んでいくといいですね」

 菅義偉前総理らの支持を受け、自民党総裁選に立候補する意向を固めている小泉氏。30日に正式に立候補を表明することが23日、新たに分かりました。

小泉元環境大臣

「今これだけ政治の信頼がないと、政治なんて誰がやったって変わらない、そういう声は多くあると思いますが、そんなことはないです。リーダーは誰がやるかによって、必ず地域作り、国作り、変わってきます。そういうふうに思っていただけるかどうか、この総裁選は重要であるということは、間違いないことだと思います」

 小泉氏はなぜ立候補の表明日として、8月30日を選んだのでしょうか?23日、小泉陣営を直接取材したという専門家は次のように話します。

政治ジャーナリスト 田崎史郎氏

「そういえば、8月30日は小泉さんが初めて衆議院選挙で当選した日だということになって、30日に決まったということです。進次郎さんと陣営が協議してということだと思います」

 15年前の8月30日に初当選を果たした小泉氏。国会議員としての道が開けた日に、自民党総裁を目指す。30日の立候補表明には小泉氏のそんな思いが込められているといいます。

 前回の総裁選で協力して闘った、小泉氏・石破氏・河野氏のいわゆる“小石河連合”。今回の総裁選では、それぞれが個別に立候補する見通しです。

 24日に地元鳥取で立候補を正式表明する石破氏。23日、総裁選に向けた決意を明かしました。

石破元幹事長

「原点に返ろうということです。最後の戦いになります。38年間の政治生活、総決算です」

 くしくも、共闘からライバルへと変わった小石河連合の関係について、石破氏はこのように話します。

石破元幹事長

「今回、互いに競い合うことがあったとしても、根底でつながりあうものがあるとすれば、私はあると思いますけど、“小石河”というのがこれから先もその核になる、そういうことがあるといいなと思っております」

 小石河連合のもう一人、河野氏は週明けにも立候補を正式表明するとみられています。