旧日本兵と遺骨収集者が面会 新潟で、インパール作戦振り返る

AI要約

太平洋戦争中、英領インドでのインパール作戦に参加した旧日本兵佐藤哲雄さんと、遺骨収集活動を行っているアジャヌオ・ベルホさんが23日に面会し、不戦を願うメッセージを語った。

ベルホさんは、インドの激戦地に1万体の旧日本兵が眠っていると説明し、平和のメッセージを発信し、戦争を繰り返さないために活動している。

佐藤さんは、戦時中の過酷な状況を振り返り、戦争はするべきではないと訴えた。

 太平洋戦争中、英領インドでのインパール作戦に加わった旧日本兵佐藤哲雄さん(104)=新潟県村上市=が23日、今も現地で旧日本兵の遺骨収集に取り組んでいるアジャヌオ・ベルホさん(62)と新潟市で面会した。2人は不戦への願いを語った。

 ベルホさんは面会で、激戦地だったインド・ナガランド州コヒマなどでは「今も1万体の旧日本兵が眠っている」と説明。活動を続ける理由を「平和のメッセージを発信し、二度と戦争を繰り返さないようにするためだ」と話した。佐藤さんは「食料も弾薬もなかった。(日本軍部は)兵隊を虫けらのように扱っていた」と当時を振り返り「戦争なんてするべきものではない」と訴えた。