自民、総裁選のポスターが「ドラマみたい」「アウトレイジみたいなダーク感」と賛否 タイトルめぐり那須川天心は「次の総理は俺?」と反応

AI要約

自民党は21日、9月27日投開票の総裁選に向けたポスターとPR動画を公開。ポスターは映画を彷彿させるデザインで歴代の党総裁をモノクロで配置し、「THE MATCH」というタイトルが付けられた。

ネット上では賛否両論が広がり、一部は格好良いと評価する一方で、「全員悪人」といった批判の声も。過去の問題やイメージを払拭しようとする一方で、新たな疑問を呼び起こす結果に。

さらに、「THE MATCH」という名前がキックボクシングイベントと重なり、その勝者である那須川天心が総理としての可能性を冗談交じりに投げかける一幕も。様々な反応で注目を集めている。

自民、総裁選のポスターが「ドラマみたい」「アウトレイジみたいなダーク感」と賛否 タイトルめぐり那須川天心は「次の総理は俺?」と反応

 自民党は21日、9月27日投開票の総裁選に向けたポスターとPR動画を公開した。「THE MATCH」というタイトルと、極道映画を想起させるデザインに、ネット上では賛否両論が広がっている。

 ポスターは歴代の党総裁が演説する写真をモノクロで並べた。中央に赤字で「THE MATCH」の文字を置き、白字で「時代は誰を求めるか?」と記した。安倍晋三元首相がとりわけ大きく中央に陣取り、田中角栄元首相や小泉純一郎元首相も大きく配置された。

 党の公式サイトには「国民のニーズと自民党の政策を『マッチング』させるのは誰なのか?日本の未来と『マッチング』する新しいリーダーは誰なのか?」と狙いを紹介。PR動画も併せて公開している。

 このデザインにX(旧ツイッター)では「ポスター格好良い。映画みたい」「Netflixの新作ドラマです」「自民党が格闘技界に追いついたか」「梅田サイファーが主題歌担当してそうだ」と好意的な声もある。一方で「おっさんばかり」「年寄りばかりだな」「ザ、末期」「全員悪人」「既にミスマッチが起きていると思う」「見た目ブレイキングダウンにしか 見えないよね?」などと厳しい意見もあり、反応が分かれている。

 また、自民党は前回の総裁選の後、裏金問題や旧統一教会との癒着で批判を浴びてきた経緯がある。このため「裏金とかいろいろそれっぽい問題のイメージ払拭したいはずなのにアウトレイジみたいなダーク感出てて申し訳ないけど笑っちゃった」「未だに、統一教会とズブズブな安倍を中心でなければ物事を考えられない」「歴代自民党総裁の旧い顔が並ぶ。結局、旧い自民党へ回帰しますよ、と言っているようにしか見えませんでした」などの批判も目立つ。

 これに加えて「THE MATCH」という名前は、22年に格闘家の那須川天心と武尊が対戦したキックボクシングイベントと同じ。このため、同イベントで勝利した那須川は自身のX(旧ツイッター)で「次の総理は俺って事?」と反応した。