自民「選挙ポスターにも品位保持規定を」都知事選での問題めぐり
AI要約
7月の東京都知事選挙で、選挙と関係のないポスターが大量に張られた問題を受け、自民党の選挙制度調査会は選挙ポスターに「品位保持の規定」を適用することに同意した。
4月の衆議院補欠選挙や都知事選挙での問題を受け、選挙妨害や選挙活動の不正に厳しく対応するための議論が行われている。
自民党は公選法の改正案を提出し、秋の臨時国会での審議を目指す方針。
7月の東京都知事選挙で、選挙と関係のないポスターが大量に張られた問題などを受け、自民党の選挙制度調査会は21日の会合で、政見放送や選挙公報で適用されている「品位保持の規定」を選挙ポスターにも適用する考えで一致した。
4月の衆議院補欠選挙では、他の候補者への大音量での選挙妨害が問題となったほか、都知事選挙では、選挙ポスターの掲示枠の販売など選挙活動の問題が指摘されていた。
これらの問題を受け、自民党は公職選挙法の改正について議論を行ってきたが、21日の会合では、政見放送や選挙公報で適用されている「品位保持」の規定を、選挙ポスターにも適用する考えで一致した。また「品位保持」の中でも、営業宣伝には罰則が設けられていて、この罰則についても選挙ポスターに適用する考えだ。
一方、出席者からは、候補者の氏名や写真の掲載を義務づけるべきだとの意見や、ポスター掲示板の設置数について、「そんなにいるのか」といった意見も出された。
自民党は秋の臨時国会に、公選法の改正案を提出したい考え。
