「亡くなった母の写真も」北方領土の元島民らが船の上で先祖を供養…ロシアのウクライナ侵攻で上陸できず2年前から洋上に

AI要約

北方領土の元島民らが船上で先祖を供養する「洋上慰霊」が始まった。

2年前から続く「洋上慰霊」は、北方墓参やビザなし交流が困難になり行われている。

参加者らは船上で手を合わせ、再上陸を願いつつ亡くなった家族を追悼した。

「亡くなった母の写真も」北方領土の元島民らが船の上で先祖を供養…ロシアのウクライナ侵攻で上陸できず2年前から洋上に

北方領土の元島民らが、船から先祖を供養する、「洋上慰霊」が始まりました。

「洋上慰霊」は、北方墓参やビザなし交流がロシアのウクライナ侵攻で見送りとなった2年前から行われています。

初日は元島民ら、約50人が参加し、根室港から北方四島交流事業船「えとぴりか」で出発しました。

一行は、国後島南側の日ロ中間ライン付近の船上で手を合わせました。

「亡くなった母とかおばあちゃんとかの写真も持ってきた。1日でも早くまた上陸できるようにね」と話す参加者もいました。

「洋上慰霊」は9月21日まで、3つのコースで7回行われる予定です。