新川和江さん死去(詩人)

AI要約

新川和江さんは95歳で亡くなりました。茨城県出身で、詩人として活躍しました。師である西条八十に影響を受け、著書『睡り椅子』や『わたしを束ねないで』などが国語教科書にも掲載されました。

83年には詩誌『現代詩ラ・メール』を創刊し、女性初の日本現代詩人会会長に就任しました。文学賞を受賞するなど、その活動は高く評価されました。

その後も活動を続け、00年には勲四等瑞宝章を受章しました。師匠や多くの読者に愛され、日本の現代詩壇に大きな影響を与えた一人でした。

 新川 和江さん(しんかわ・かずえ=詩人)10日午後11時死去、95歳。

 茨城県出身。葬儀は近親者で済ませた。

 詩人の西条八十に師事し、53年に初の詩集「睡(ねむ)り椅子」を刊行。国語教科書にも掲載された「わたしを束ねないで」などで注目された。83年、詩誌「現代詩ラ・メール」を創刊し、女性初の日本現代詩人会会長に就いた。「ひきわり麦抄」で現代詩人賞、「けさの陽に」で詩歌文学館賞を受賞。00年に勲四等瑞宝章を受けた。