フードバンク「苦しい時は頼って」 夏休みの食事、防災食届けて支援

AI要約

ひとり親家庭や生活支援を必要としている人たちの夏休みの食生活を支援する「おいしい防災食で生活応援プロジェクト」が東海・北陸、関西地方の14府県で進められている。

無料で食品を届け、学校給食がない夏休みの食事の確保や食料品の値上がりに苦しむ人たちの家計を助ける取り組みで、防災食を提供している。

応募はフードバンク愛知のホームページ経由で行い、第1弾の応募は29日まで。第2弾も予定されており、宅配便の費用の寄付も募集中。

フードバンク「苦しい時は頼って」 夏休みの食事、防災食届けて支援

 ひとり親家庭や生活支援を必要としている人たちの夏休みの食生活を支援しようと、無料で食品を届ける「おいしい防災食で生活応援プロジェクト」が、三重、岐阜など東海・北陸、関西地方の14府県で進められている。NPO法人「フードバンク愛知」(北名古屋市)とボランティア団体「フードバンクすずか」(三重県鈴鹿市)が、応募を呼びかけている。

 学校給食がない夏休みの食事の確保や、食料品の値上がりに苦しむ人たちの家計を助けるのがねらい。企業や行政機関から寄付を受けた防災食(アルファ米、防災食カレーごはん、缶入りパン、パスタなど)をセットにして、応募があった世帯に期間中1回、宅配便で無料で届ける。賞味期限が迫っている防災食を日常生活で活用する取り組みだ。

 フードバンクすずかの寺田覚代表理事は「口コミで広がってきてはいるが、とくに岐阜県、三重県からの応募が少ないのが心配。苦しいときこそ、ぜひ頼ってもらいたい」と話す。

 フードバンク愛知のホームページ(foodbank-aichi.org)から専用の応募ページに入り、申し込む。第1弾の応募は29日まで。第2弾(9月9日~30日)も予定している。また、無料で届けるための宅配便の費用の寄付も募っている。(鈴木裕)