山谷えり子氏の起訴議決を 自民裏金で検審申し立て

AI要約

神戸学院大の上脇博之教授が、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件で、山谷えり子参院議員を含む関係者を告発し、不当な不起訴を問題視して検察審査会に審査を申し立てた。

上脇教授は、山谷氏が代表の「21世紀の会」が政治資金収支報告書に虚偽記入を行った疑いがあり、全員の起訴を求めている。

疑惑の中心は1919万円の裏金が受領されたが収支報告書に適切な記載がなかったことで、共謀の可能性が指摘されている。

 神戸学院大の上脇博之教授は19日、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件で、政治資金規正法違反容疑で告発した山谷えり子参院議員(比例)のほか、関連する政治団体の会計責任者と事務担当者を不起訴としたのは不当だとして、検察審査会に審査を申し立てたと明らかにした。3人全員について、起訴すべきだとの議決を求めた。

 審査申立書によると、山谷氏が代表の「21世紀の会」は2019~22年、安倍派から裏金計1919万円を受領したのに、政治資金収支報告書の収入に適切な記載をしなかったなどとしている。上脇教授は「虚偽記入は山谷氏が主導し、3人が共謀したとしか考えられない」とした。