JA建物共済で不適切契約 広島、住所改変し新規扱い

AI要約

JAひろしまは、建物更生共済の火災保険契約に不適切な手法が使用されていたことを公表した。

渉外担当職員が意図的に契約を解約し、同じ契約者の情報を改変して新規契約扱いにしていたことが明らかになった。

職員が成績を水増しするために行われたこの行為について、JAひろしまは調査を進めている。

 JAひろしま(広島県東広島市)は19日、火災保険に当たる「建物更生共済」で職員が意図的に不適切な契約を結んでいたと明らかにした。2023年度の契約307件で、渉外担当職員29人が関与。契約を解約し、同じ契約者の住所や建物名の表記を改変して新規契約扱いとしていた。

 JAによると、渉外担当職員には年間ノルマが設定されており、契約内容に応じて付与されるポイントが異なる。更新契約より新規契約に高いポイントが与えられることから、職員が成績を水増ししようとしたとみている。住所表記の「‐(ハイフン)」を「一(漢数字)」にするなどして、新規の契約として処理していた。