お盆休み最終日、東京駅が混雑 台風7号接近、地震臨時情報の影響も

AI要約

お盆休み最終日の18日、JR東京駅は帰省客や観光客で混雑した。16日前後の台風7号や南海トラフ地震の影響があった。

千葉県市原市の梶野元延さんは娘と孫を見送り、台風7号の影響で出発日を1日遅らせた。お盆を家族と楽しい時間を過ごし、被害が思ったほどでなく良かったと話した。

愛知県の藤岡孝志さんは地震臨時情報を受けて旅行を取りやめ、防災用品の準備を見直す機会となった。

お盆休み最終日、東京駅が混雑 台風7号接近、地震臨時情報の影響も

 お盆休み最終日の18日、東京都のJR東京駅は帰省客や観光客で混雑した。16日前後の台風7号の接近や、15日まで出された南海トラフ地震臨時情報の影響を受けた人もいた。

 千葉県市原市の梶野元延さん(60)は、大阪市から帰省していた娘と2人の孫を見送った。近所のプールへ出かけるなどして、1週間ほどゆっくり過ごした。娘たちは当初、17日に大阪に戻る予定だったが、台風7号を受けて出発を1日遅らせたという。「台風の被害が思ったほどでなくて良かった。お盆や正月くらいしか会えない孫と一緒に過ごせて楽しかった」と話した。

■出発遅らせ、旅行取りやめ

 愛知県豊橋市の会社員、藤岡孝志さん(45)は17日にさいたま市内であったコンサートを家族で楽しんだ。お盆休み前半に岐阜への旅行を予定していたが、気象庁が8~15日に地震臨時情報を出したことを受けてとりやめた。「水やポータブル充電器などの防災用品を買い足すなど、地震への備えを見直す機会になった」と話した。

 JR東日本・東海の両社によると、18日は新幹線に目立った混雑はないが、東海道新幹線は午後に上りの一部で空席が少なくなっているという。(滝沢貴大)