「非常に強い」台風お盆直撃 関東接近で停電・冠水・倒木 ディズニーは閉園前倒し
台風7号が関東を直撃し、冠水や停電などの被害が相次いだ。
レジャー施設や飲食店も影響を受け、営業時間を短縮するなどの対応を取った。
停電により一時1万2000軒以上に影響が及んだが、東海道新幹線は通常通り運行している。
非常に強い勢力の台風7号がお盆を直撃、関東で冠水や停電など被害が相次ぎました。
最大瞬間風速19.9メートルの、強い風が吹いた千葉県勝浦市。取材を進めていると、風の影響で折れてしまったのでしょうか。片側1車線の道路が倒木でふさがれてしまっています。
通報からおよそ10分後、現場に警察車両が到着。番組スタッフも警察官といっしょに木をどかそうとしますが、何かに引っ掛かっているのか動かすことができません。そのため、業者を呼ぶことに。
倒れているのを発見してから、20分ほどで道路を通行できるようになりました。
市川市では道路が冠水し、波のように歩道に雨水が流れ込みます。
台風7号の影響で、千葉県内では多くのレジャー施設が休業や営業時間の短縮を余儀なくされました。
いつも観光客でにぎわう“夢の国”も例外ではありません。東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは、通常午後9時の閉園時間を急きょ、午後3時に前倒しに。利用客は次のように話しました。
来園した20代女性
「パッケージで購入していて、変えられずとりあえず来た。残念だけど返金もないみたいで（台風なら）しょうがないかな…」
強い雨が降るなか、千葉県の飲食店の中には営業を続けるところもありました。営業している理由を聞いてみると、次のような声が聞かれました。
洋食屋かわごえ
川越幸さん
「今までも、水害とか震災の時も、あのお客様が見えるので、ほぼそういうのを休んだことはないですね」
取材中も、飛び込み客の姿が…。
来店した男性
「（大雨の中）めちゃめちゃ、うれしかったです。（ネットの）写真で見て『うまそう』と思って」
注文を受け、店主が自慢のブイヤベースを提供していました。
来店した男性
「熱い、うまい」
川越さん
「よかったです（お店）開けてて」
台風の影響は夜になっても続きました。16日午後8時半過ぎ、東京・福生市で撮影された様子です。街灯や店などの明かりがほとんどありません。東京電力パワーグリッドによりますと、エリア内で発生した停電は、一時1万2000軒以上に上ったということです。
東海道新幹線は、全線で始発から通常通り運転しています。
（「グッド!モーニング」2024年8月17日放送分より）
