「最強クラス」台風7号関東へ お盆の交通機関を直撃 停電リスクも
台風7号が関東に接近し、交通機関に影響を及ぼしています。
国内線や新幹線、在来線の運休情報や停電リスクが報告されており、利用者に影響が出ています。
気象予測では、特に銚子市周辺や東京湾沿岸部で停電リスクが高まっていることが指摘されています。
過去最強クラスの台風7号が関東に近づいています。
Uターンラッシュと重なる台風7号の交通機関への影響です。
国内線への影響は、JALで281便が欠航、約4万4300人に影響が出ます。 ANAも281便が欠航、約6万600人に影響が出ます。
新幹線への影響です。
東海道新幹線は、東京と名古屋の間で終日運休します。
また、名古屋と新大阪の間も、大幅に本数を減らし、普通車は全席自由席にして、臨時ダイヤで運行することが14日発表されました。
そして、東京駅などを発着する東北・上越新幹線は午前11時頃から、山形新幹線は正午ごろから、一部の列車で運休するということです。
今回、JR東海が2日前に東海道新幹線の運休を発表した理由です。
JR東海の担当者によると、
「早めの発表をすることで、利用者に混乱や迷惑を掛けないようにすることが一番の目的」だということです。
鉄道各社の在来線の運休情報です。
JR東日本では、総武本線の千葉と銚子の間、成田線の千葉と成田空港の間などで午前8時以降、順次運休となります。
常磐線は、勝田と原ノ町の間で、午後1時以降、運休となります。
水郡線は上下線で、午後6時以降、運休となります。
久留里線の上下線、内房線の館山と安房鴨川の間、上野東京ラインは、高崎線および宇都宮線と東海道線の列車で終日運休となります。
湘南新宿ラインの東海道線から高崎線では終日、横須賀線から宇都宮線は午前11時から運休します。
東京メトロ東西線は、東陽町と西船橋の間で、午前10時半ごろ以降、運休となります。
台風による停電のリスクの予測です。
ウェザーニューズ社が、2019年の台風15号などの停電被害と風速の分析を基に予測しています。
最大瞬間風速25m以上(黄色の点)で停電が起こりやすくなり、40m以上(赤色の点)でほぼ停電したという結果を基にした予測です。
今回の台風7号の停電リスク予測です。黄色から赤になると、より停電のリスクが高まります。
正午は、銚子市周辺で、停電リスクが高まります。
午後2時は、東京湾沿岸部でも停電リスクが高まります。 千葉県の成田市など内陸部でも停電リスクがあります。
午後4時は、茨城県の水戸市周辺でも停電リスクがあります。
午後6時は、千葉県銚子市周辺の停電リスクの高いところがさらに広がります。
午後8時は、銚子や水戸の周辺では引き続き停電リスクが高いですが、東京湾沿岸部の停電リスクは下がってきます。
ウェザーニューズ社・予報センターの丹羽さんによると、
「強風による倒木や物が飛ぶことで電線が切れ、停電につながる。今回の台風でも、最大瞬間風速25m以上のエリアは注意が必要」だということです。