「戦中生まれ」の国会議員、二階氏、麻生氏ら12人 全体の1・6%

AI要約

終戦記念日の8月15日を迎えた国会議員の数は711人で、そのうち戦中生まれの議員は12人だった。戦争を知らない世代が立法府を占める時代が近づいている。

2021年の総選挙前までは戦中生まれの議員は全体の約4・6%を占めていたが、世代交代が進んでいる。最年長の議員は85歳で、次期選挙に不出馬を表明している。

戦中生まれの議員は将来的に10人を割り込むと見られる状況にある。

「戦中生まれ」の国会議員、二階氏、麻生氏ら12人 全体の1・6%

 終戦記念日の8月15日を迎えた国会議員は711人(衆院465人、参院246人=欠員2、いずれも14日現在)に上るが、このうち1945(昭和20)年の同日以前の「戦中生まれ」の議員は12人(内訳は衆院8人、参院4人)だった。全体の1・6%に過ぎず、「戦争を知らない世代」(戦後派)が立法府を占める時代が迫ってきた。

 2021年の総選挙前までは33人(衆院20人、参院13人)。全体の20人に1人(約4・6%)を占めたが、同選挙に加え22年の参院選を経た結果として世代交代が進んだ。

 最年長は自民党の二階俊博元幹事長で1939(昭和14)年生まれの85歳。続くのは同党の麻生太郎副総裁と尾辻秀久参院議長でともに83歳だ。衆院残り任期は間もなく1年を切り、来年は参院選がある。すでに二階、尾辻両氏は次期選挙への不出馬を表明。「戦中生まれ」の議員はほどなく10人を割り込むとみられる。