“ポスト岸田”めぐる動き活発化…「小石河連合」再び?茂木幹事長は麻生氏と会談「堂々と戦える」岸田首相も根本元厚労相と極秘会談
岸田首相は9月の自民党総裁選挙に出馬せず、退陣を表明。急きょ記者会見を開き、政治資金問題などの理由を述べた。
石破元幹事長は、20人の推薦を確保すれば立候補意向を示し、小泉元環境相や河野デジタル相との連携も視野に入れている。
野党は総理交代を批判し、日本維新の会の馬場代表も政治改革への姿勢が不十分なら積極的に戦う姿勢を示している。
岸田首相は、9月の自民党総裁選挙に立候補せず、退陣することを表明した。
党内では“ポスト岸田”をめぐる動きが活発化している。
岸田首相:
私は来たる総裁選には出馬いたしません。
14日、急きょ開いた記者会見で、岸田首相は「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は、私が身を引くことだ」と述べ、理由として、政治資金問題をめぐる「トップとしての責任」や「けじめ」を挙げた。
これを受け、台湾を訪問していた石破元幹事長は、総裁選の立候補に必要な20人の推薦を確保できれば、「ぜひとも出馬したい」と述べた。
そして、前回の総裁選で連携した小泉元環境相、河野デジタル相との「小石河連合」について、問われ、「また3人で話す機会もあるのだと思います」と述べた。
また、政権を支えつつ、出馬の意欲をにじませていた茂木幹事長は、東京都内の料理店で、麻生副総裁と会談した。
岸田首相の不出馬表明を受け、茂木氏の周囲からは、「これで堂々と戦える」との声が上がっている。
さらに、岸田首相自身も、かつて率いていた派閥の幹部・根本元厚労相と、極秘に会談した。
FNNは14日夜、首相公邸の裏門で根本氏が、乗る車を捉えている。
一方、野党は、立憲民主党の泉代表が「総理を代えて過去を忘れてもらう手法に、国民がいつまでも引っかかっていてはいけない」と述べるなど、批判を強めている。
日本維新の会・馬場代表:
この（政治とカネの）問題は、深く頭の中に残ると思います。
FNNの単独取材に、日本維新の会の馬場代表は、岸田政権に一定の評価をしつつ、新たな総裁の政治改革への姿勢が不十分なら、「徹底的に戦う」と述べました。
