【独自】「人生があるのでお許しを」取材中に“商品すり替え犯”現れる…商品フタを安いものと入れ替え 東京・秋葉原のプラモ店
東京・秋葉原のプラモデル販売店で発生した「商品のすり替え」事件。犯人が高価なプラモデルの箱に安価なプラモデルの蓋をかぶせ、数多くの被害が発生した。店側は犯人を特定し、対応を迫ったが、犯人は罪悪感から商品を捨ててしまい、謝罪に訪れた。
店長と番組ディレクターが犯人と対面し、犯人は犯行を認める一方、犯行した商品を全て捨てたことを告白。店長は犯人に事情を聞き、状況を把握しようとする。
事件は犯人の罪悪感と謝罪によって結末を迎えたが、被害を受けた店舗や客にとっては大きな問題となった。事件の裏には危険な商品のすり替え行為が隠されていた。
「商品のすり替え」により、売り上げの被害が出た東京・秋葉原のプラモデル販売店で、番組が取材中に店長と取材班は予想外の展開を目の当たりすることになった。
ことの発端は、東京・秋葉原のプラモデル店の11日の防犯カメラ映像に映っていた。
髪を染めた長髪の男が商品を物色し、他の客が店から出るのをちらっと見ると、商品の箱を開けた。
中身を確認するのかと思いきや、蓋だけを下の段に移動させ、再び物色を始めた。そして、別の商品を手に取ると、その蓋を先ほどの商品にかぶせたのだ。
高いプラモデルの箱に安いプラモデルの蓋をかぶせる、“商品のすり替え”の瞬間だ。犯人はこの手口で、目当ての商品を1000円ほど安く購入して店をあとにした。
すり替え商品を誤って買ってしまった他の客から連絡があり、被害が発覚した。
店側は犯人に対し、13日午後8時までに連絡がなければ被害届を出すと、SNSで呼びかけていた。
そして期限から15時間以上が過ぎた14日午前11時すぎ。取材していた番組のディレクターが異変に気づいた。
番組ディレクター:
あれ犯人?(店長がうなずく)
防犯カメラに映っていた人物と姿がよく似ている男が店の外に立っていたのだ。
早速ディレクターが男に事情を聞くと、男は「そ、そうです。魔が差したというか、やってはいけないっていうのは分かっていたんですけど。魔が差したというか…」と、あっさりと犯行を認めた。
被害に遭った店長が、男に詳しい事情を聞き始めると…。
店長:実際に購入された商品は?
男:もうないんですよ
店長:もうない?
男:はい
店長:ないというのは?
男:もう作っちゃって
店長:じゃあ作った物は?
男:作ったものもないです
店長:なぜ?
男:罪悪感を感じて、捨てちゃったんですよ
店長:箱も説明書も?
男:そうですね、全部
店長:全部?
男:ちょっと…罪悪感を感じちゃって。本当それもよくないって・・・。家にいるのもちょっとアレだったので、謝罪しに来ました。