「近すぎる」お盆休み騒然!海水浴場に“背びれ”…正体は“かみつきイルカ”
福井県の海水浴場でイルカによる被害が続いており、海水浴客がパニック状態になっている。
20代の男性2人がかまれけがをしており、今年だけで13人が被害に遭っている。
専門家は同じ個体が毎年人をかんでいる可能性も指摘しており、注意喚起が行われている。
近すぎるイルカにお盆の海水浴客はパニック状態に。
海水浴客
「あ!いるいる。いるいる、そこそこ」
13日、福井県の海水浴場で撮影された映像です。
海水浴客
「うわ!やばい、やばい、やばい。近すぎる」
波打ち際の海水浴客の間に、大きな背びれが確認できます。人間に危害を加えるイメージはありませんが…
これがイルカの口です。鋭く尖った歯が上下に並んでいます。
12日も、20代の男性2人が腕や指をかまれ、1人は人差し指を7針縫うけがをしました。
居合わせた人
「ほんとすぐ目の前に。イルカが出たんで早く岸に上がってくださいと。でも何人かが残ったままで、そこにイルカが寄って行った」
居合わせた人
「イルカ可愛いけど、身近で見ると怖いなと」
2年前から続く“かみつきイルカ”の被害。今年は…
13日も1人かまれて、これまでに13人。5件だった去年の2倍以上の被害が出ています。
人とイルカの接近遭遇、大阪湾でもこんなことがありました。
リポーター
「20頭から30頭ぐらいのイルカの群れです」
宮古島でも…
目撃者
「海見てたらピョンピョンと…」
しかし、イルカにかまれるというケースは、あまり聞いたことがありません。
目撃者
「水族館にいるイメージ」
福井県で多発する被害。毎年同じ個体が人をかんでいるのではないか、という専門家の見方もあります。
海岸には、いかめしい注意喚起の看板。「イルカを見たら海から上がれ!近づくな!さわるな!」そう呼びかけています。